コアラを助けるためにどんなことをしているの?
コアラが、ぼくたちの庭に移り住んで来たんじゃないよ!ぼくたちが、コアラの住む森に移り住んで来たんだよ。-覚えておいてね。
"病気のコアラをお世話する人や場所があるって、とてもいいと思う。わたしも大きくなったらコアラをお世話したいわ。" ジェニー(8) |
誰が病気になったコアラや孤児(こじ)になったコアラのめんどうをみるの? コアラ達にとって良いことは、病気やケガ、孤児になったコアラの世話おしてくれる親切(しんせつ)な人達がたくさんオーストラリアにいることです。この人達のことを“コアラ・ケアラー”と呼んでいます。 獣医(じゅうい)さんの中には、病気やケガをしたコアラや他の野生動物を治療(ちりょう)するために、貢献(こうけん)している人もます。ある地域(ちいき)では、コアラのためのとくべつな病院があり、病気やケガをしたり、孤児(こじ)になった多くのコアラたちが絶えず運ばれてきます。 コアラ・ケアラーは、コアラ保護(ほご)に、重要(じゅうよう)な役割(やくわり)を果たしています。しかし、将来(しょうらい)、コアラが野生に戻り、生活していくためには、コアラの生息地(せいそくち)を守っていかなければなりません。 治療が終わり、コアラを保護される前に住んでいた地域に戻しても、たいていは、また同じ病気にかかったり、ケガをしたり、なかには死んでしまう場合もあります。 |
オーストラリアコアラ基金はどのようにコアラを助けているの?
オーストラリアコアラ基金(AKF)は、コアラと彼らの生息地の保護に取り組んでいる、国際自然保護団体(こくさいしぜんほごだんたい)です。AKFは、コアラを助けるため、以下のようなことを行っています。
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学習のヒント コアラの住む森をつくろう!はじめに、ダンボールを用意し、底の部分から約15cmのところを切り取ります。その箱の中に土を敷き、小枝や葉っぱで木を作ります。(ブロックなどで代用しても○)ダンボールをコアラ型に切って、それぞれ違う色をぬり、できたコアラを、ホチキスやのりで木にくっつけます。それぞれのコアラが住む木の家がわかるように、色つきのひもか糸を木にくくりつけます。それと同じ色のひもをコアラにもつけ、コアラの“生活圏”を表し、コアラの生息地を完成させてみよう。 |
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どのように地図がコアラ保護に役立つの? 1788年、最初のヨーロッパ人が移住(いじゅう)して以来、4/5以上ものコアラの生息地が、すでに崩壊(ほうかい)されています。この地図は、コアラにとって一番良い生息地や、残された土地の中でも保護する必要のある地域を見つけるに、とても大切なのです。 コアラ生息地図は、オーストラリアコアラ基金が製作しているものです。コアラの生息する場所を探し出し、コアラの生息地を開発する予定の都市計画者(としけいかくしゃ)や、そこに住んでいる土地所有者(とちしょゆうしゃ)に知らせています。 通常(つうじょう)、地図は本のようになっていますが、コアラ生息地図はコンピューターの中にあります。生息地域別(せいそくちいきべつ)にコアラの種類を示し、まるでジグソーパズルのような地図です。最終的には、一つ一つすべて組み合わせ、オーストラリアに生息(せいそく)するコアラの生息地を示すものになる予定です。 |
画面を印刷する前に、 用紙設定が“横向き”になっているかどうか確かめてね。
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